具体と抽象
rakuya
人間が物事を認識する際に、人それぞれで面白いのが、
「具体」と「抽象」の度合いである。
その人の持つ認識能力や、認識の解像度の癖がわかると思う。
例えば、
「勇気を説明して下さい」と言われたとき、
自分にとってハードルが高い事柄に対して、自らを鼓舞して前に進む気持ち、と抽象的に答える人と、
わかりやすく具体例をとって、
振られるかわからない状況において、異性に対して告白するときのような気持ちと具体的に答えることもできる。
有用な、具体と抽象の使い分けとしては、
文章の生成が非常にわかりやすい。
わかりやすい文章は
1,抽象
2,具体
3、抽象
の形をとる。
1,今日はペンギンが可愛いという話をします。
2,ペンギンはヨチヨチ歩く。
ペンギンは子どもを足の間に挟んで、子育てしてて可愛い。
ペンギンは集団でモフモフしている。
3,ほらね、ペンギンって可愛いでしょ。
抽象「可愛い」を具体例を上げて説明して、さらに、抽象「可愛い」を言いたかったのだと、最後にダメ押しでまとめている。
この人間の認識構造を利用すれば、論文調の文章はいくらでも書けるし(具体事象のリサーチは必要)、楽しい。
その時々、の事象の認識、人とのコミュニケーションに合った、具体と抽象の使い分け能力が役に立ちますね。
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